ブラム＝ストーカーに愛の手を【その６勝利の栄光を君に】

　『フハハ！サイレンの魔女だー！！』　パチン！　『ジャスト三分、良い夢視れたかよ？』

　さて、今回のコンセプトは防御型です。ですがそもそも従者のもっともポピュラーな運用方法はガード役でしょう。基本的に《ブラックドッグ》や《エグザイル》とクロスしてしまえば従者さん達はお手軽にHPとガード値を上昇させる事が可能です。《ブラックドッグ》に関してはDロイスで、より強固な素体を組み上げる事も出来るでしょう。
　なのでこれらは割愛します。今日のブラムさんはこれだ！
　
　＃５多重結界型　血晶の迷宮
　
《ブラム＝ストーカー×サラマンダー》
　Ｄロイス：実験体
　ＨＰ３２　行動値１０
　肉体３　感覚２　精神３（６）　社会１
◆エフェクト
　《赤色の従者》Ｌｖ１
　《声なき者ども》Ｌｖ１
　《血の絆》Ｌｖ２
　《赤河の従僕》Ｌｖ３
　《血霧の盾》Lv２
　《氷壁》Lv１
　《リフレックス（BRA）》Lｖ２

◇案内役の従者さん
　HP１５　行動値２１
　肉体６　感覚６　精神６（９）　社会６

　＃１のＮ市の燃える吸血鬼をベースに組み上げた所謂一つの【サイレン殺し】です。そもそもの発端はとあるマンチ卓住民に死ぬほどブラム＝ストーカーを馬鹿にされたのでついカッとなって組みました。

　「いやぁでも従者は開幕サイレンで一発ですし！」
　「ああ、よく考えてますねコレ！でもうちの卓だとサイレンで終わっちゃうかな？ｗｗ」
　「加速する刻で、サイレン！」
　「従者はやっぱ縛りですよ！」
　「ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

　テンメェブッ飛ばすぞゴルァアアァァァァァァァァアアァァ！！！！？？？

　いやぁ、マジで。ああいう事言う人いるんだなぁって、くやしいなぁ。悔しいよなぁ従者？
　今まで割とネタみたいに言ってましたけど、実物を目の当たりにしてブラッドバーン寸前の怒りの副作用でマジで泣きそうな上目遣いの従者たんを幻視しそうでしたよ。

　じゅうしゃ「……ひぐ」

　（誰がこの子をこんな顔をさせた？）

　じゅうしゃ「マ、マスター」

　（そんな泣きそうな顔、しないでくれ）

　じゅうしゃ「う、うう……ッ」

　（笑ってくれ……、お前は、笑顔が似合うんだから）

　じゅうしゃ「ご、ごめんあさい、私が弱い、よわいせい、で、マスターに恥を……っ、うう！」

　野郎ッ！！！もう我慢ならねェ！！！？？駆逐してやる！！！サイレン使いの！！！糞マンチどもめがッッ！！！！？

　範囲だろうがシーンだろうが攻撃できなければ何の意味もありません。この従者さんの氷壁は100％時にはクリティカル値６ダイス１２Dで対象の攻撃を封殺します。シーン攻撃の基本となる《サイレンの魔女》や《雨粒の矢》にはコンセントレイトが組み合わないので、余程のことがない限りその攻撃を封じ込める事が可能でしょう。それどころか《神速の鼓動》や《拡散する世界》を組み合わせた高達成値のシーン攻撃にも十分対抗出来る水準に仕上がっています。

　ですが重要なのはそこではありません。

　この＃５【血晶の迷宮】は１Rに最大三回《氷壁》を行う事が出来るのです。
　運用方法としては、相手の切り札攻撃に対しては積極的に《氷壁》と《血霧の盾》による妨害を行っていき、血霧を撃ち尽くした後は行動を放棄して盾役として動きます。
　また、ミドルに関してはいつも通り従者さんの高い情報収集能力が火を吹きます。

　今回は一回一回の《氷壁》の精度を上げる為《血霧の盾》を採用しましたが、成長次第では他のリアクションエフェクトを取得してミドル等でも気軽に攻撃を封殺させることも可能になります。その際はオルクスを織り込んだトライブリードにするとさらに安定するでしょう。このブラムさんと《妖精の手》の相性は抜群です。
　現段階の組み合わせでは《リフレックス》と噛み合う《血霧の盾》が回数エフェクトなので、温存を考えてミドル戦闘に少し不安が残るかもしれませんが、平目でも三人分挑戦出来るので十分に目はあるでしょう。
　
　おい、そこで疾風迅雷とサイレンの魔女組み合わせてドヤ顔しているハヌマーン。
　もう一度唄ってみろよ。
　下手くそな歌をよ。

　【従者の氷壁、それはまるで南極大陸】

追記：『血霧の盾』ｗｗｗｗｗｗ『氷壁』に乗らないｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ『氷壁』ドッジ判定じゃないｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗという訳で再調整が必要でした。
　ただし『氷壁』にそのまま『リフレックス』が乗ることが判明したので、成長性はさらに伸びた模様。