電脳勇者浪漫活劇”A4” 【立ち上がれ後篇】
- 2014/10/01
- 06:58







BODにはLinkQuest、通称『LQ』と呼ばれるプレイヤー間での依頼を幇助するシステムが存在する。
例えばモンスタードロップ専用の合成素材が足りない、といった状況に陥った際。運営のクエストボードに依頼を書き込むと、すぐさま運営のNPCによる10分ほどの審査が行われる。依頼がプレイヤーのアカウント記録と依頼履歴から妥当と判断された場合、そのクエストを達成した際の報酬を運営が上乗せしてくれるのだ。追加報酬はゴールド、獲得目標の個数増加、ギルドポイントの増加などで支払われる。
依頼を受けたプレイヤーは時には仲間と、時には孤独に、時には依頼人と共にこのLQをこなしていく事となる。
BOD内の大型ギルドは、このLQを効率的にこなせるよう発展した背景が存在する。
例えばアイテムコレクター達が集まって生まれたのが商業ギルド『サンドキャラバン』だ。彼らはレベル帯を問わず多くのプレイヤーが行き来に利用する砂の都ラビオンに拠点を置き、行きかうプレイヤー達の保有アイテム情報を共有する事で数多のアイテムLQを解決して大きくなった。
BODの戦闘システムにのめり込んだバトルマニア達、彼らが徒党を組んで生まれたのが武闘ギルド『ドラゴン』だ。一部のレベル制限が施されたダンジョンではレベル上昇のステータスではなく、純粋に操作技術が求められる事が少なくない。ドラゴンはそういった特殊なダンジョンLQに、選りすぐられたメンバーを派遣する事で発展したギルドの一つだ。”最強”を信念に掲げる彼らは、モンスターとの戦闘もさることながら、プレイヤー間における対人戦に於いても、幹部から末端構成員に至るまで一人残らず『強い』ことで知られている。
そしてハンターギルド。ハンターギルドとは運営の規約と常識の範疇から外れなければあらゆる依頼の品をハントする何でも屋の俗称だ。それがレアアイテムであれ、行方不明のPCであれ、シークレットイベントの情報であれ、運営がクエスト認定した依頼であればどのような依頼でも彼らは請け負う。ただし、ハンターギルド内でもその標的ごとに細かな分類が存在する。ギルドランクと知名度が高まれば高まるほど、刃の切っ先が鋭くなるように分類ごとに特化していく傾向がある。
だが、ハンターギルド『国狩り人』はその中でも数少ない例外である。
国狩り人は古参ギルドではあるものの、一般的なハンターギルドと同じく非効率的に雑多なLQをこなす小さなギルドであり、その所属PC全員が名の知れたPCである事を差し引いても尚、不自然に高い知名度を誇るギルドだ。
その原因はギルドの起こりにあった。
傭兵ギルド『Bad Kingdom』。BODのごく初期に栄華を迎えた大型ギルドであり、同時にその傍若無人な横暴の数々で多くのプレイヤー達を怯えさせた凶悪なギルドでもあった。だが彼等がただの粗暴な集団であったかと問われればそうではない。Bad Kingdomは当時の重課金プレイヤーと長時間接続プレイヤーの集団であり、非常に統率のとれた、訓練されたギルドであった。
当時のBad Kingdomのメンバーはこう語っている。
『勘違いしていた』と。
彼等は強力なギルドであったが為に、自分達こそがBODの中心であると錯覚した。結果として彼等はまるで特権階級の貴族のように振る舞い、自らが制定したルールに背いた者達へ私的裁判を行った。それはやがて、他のプレイヤーをも巻き込んだ『管理』へと繋がった。レアモンスター出現エリアの独占、強引なトレード、意にそぐわない者への誹謗中傷、システムの抜け穴を利用したリンチ、PK、個人情報の特定、挙げればキリがない。
すべてを終わらせたのは一つのLQだった。Bad Kingdomの団長に、あまりにも理不尽な理由でPKされた一人の哀れなローグの依頼。
『仇を討って欲しい』
当時このLQを目にしたプレイヤー達は、このローグがすぐに特定され、次にログインした時にはもうBODには居られなくなると思ったという。
だが、その依頼を受諾したのはハンターギルド『国狩り人』創設メンバー、プリースト、アサシン、死霊使い、スレイヤー、そして重装騎士の五人であった。
五人は受諾後すぐさま北東エリアの城塞都市『エンテメリア』に置かれたBad Kingdomの大型ギルドハウス、通称バッキンダム宮殿に正面から乗り込んだ。当時ギルドメンバー以外からの『お布施』と『お祝い』が盛んだったバッキンダム宮殿は、現在の常識では考えられないほど警備に関して杜撰だった。
人でごったがえす夜のバッキンダム宮殿。五人は侵入から12秒、外出直前だったBad KingdomNo2、副ギルドマスターの魔導師に狙いを定めた。唐突な不意打ちは成功し、重層騎士の放った長槍がNo2の眉間に命中、吹き飛んだNo2は背後の壁に頭を突き立てて死亡した。その4秒後、驚いて席を立ったNo4のパラディンが背後から忍び寄ったアサシンの首狩りにより即死。さらに3秒後、死霊使いが死亡した幹部達の魂を縫い付け、蘇生を阻害、徐々に動揺と混乱がギルドハウス内に伝播を始める。さらに7秒後、死霊使いの呪いを妨害しようと飛び掛かったBad Kingdomのギルドメンバー8名、これをスレイヤーが大剣による薙ぎ討ちで弾き飛ばす。結果これによって五人の立つギルドハウスの中心と、Bad Kingdomのギルドマスター、『鋼龍剣のヒビキ』の鎮座する玉座が、波を裁つように繋がった。
そして侵入から32秒、プリーストは受諾したLQのスクリーンショットをヒビキと、其処にいる全員に見せつけるようにショウ=ビュー展開して宣誓した。
『これは運営が承認した正当な仇討である』
『我々は公正な決闘、一騎打ちにて、この決着を望むものである』
この宣誓と共に重装騎士は一歩前に歩み出て盾を捨てた。同時にスレイヤーが自身の使っていた大剣を彼に投げ渡し、重装騎士はそれを受け取って構えた。同じくスレイヤーの大剣使いであるヒビキはこの挑発を受け、自身の二つ名ともなった限定魔剣《鋼龍剣ファフナー》を携え、悠然と玉座から立ち上がった。
重装騎士は鈍重な機動力の対価に、並外れた装備積載量を誇る。戦型としては機動力に難がある為、盾と組み合わせた防衛戦主体のスタイルが多く見られる。対してスレイヤーは防具こそ軽装剣士並だが、高い機動力を備え、また武器に於いての荷重制限が存在せず多くのPCが身の丈ほどもある武器を振るう強襲職だ。
かたや盾を捨てた重層騎士。かたや当時のBODで五指に入るほどの破壊力を持った魔剣と、強力なレア防具を装備したスレイヤー。
誰もが勝負にならないと思っていた。
約90秒間のこの決闘は、動画サイトなどで大量にアップロードされ瞬く間にBOD全土に広まる事となる。
通称《国狩り》と呼ばれる事件である。
タレス地下監獄531階層 エントランス
「んでぇ、こんのバケッちゃんがうちの団長を瞬殺しちまったワケ」
「ええ~?それホントなんですか?」
「そォれがマジなんだって~有名な話だぜこりゃ、だいたいボスの取り巻きだった俺ぁ速攻PKされて一部始終を最初っからミソボンしてたから間違えようがないのよ」
「……」
「嗚呼!クレイブ様の勇姿が今もこの目に焼き付いてるわぁん!……っておいおいクレイブよぉちゃんと聞いてまちか?」
「あ、ああ」
(やばい、誰だコイツ……まったく思い出せん)
「…………あの」
「なに?」
「みそぼん、って何ですか?」
「え、ミソボンわかんない?」
「?」
キョトンとした顔で首を傾げるセレン。その表情を受けて一瞬たじろいだヘイトは、一拍置いて盛大に吹き出した。
「ブハッ!?マッジかよぉ~!ジェネレーションギャアップ!クレェ~イブ?お前のヨメさんえらい若いな幾つなんだよ死ねよ通報してい?」
「よよよ、嫁ってそんな……!?」
「……あんまり家内をイジらんでやってくれ」
「クレイブ!?」
(いいから、適当に話を合わせとけ……)ヒソヒソ
そうセレンの耳元に囁く。
(う、うん)
「内緒話ぃ?ツレネェなぁ俺も混ぜてくれよォん?」
いつの間にかセレンとクレイブの背後に回り込んでいたヘイトが、クレイブの肩に顎を乗せて抱き着く。
「そう警戒すんなって兄弟?俺ァ別に昔のこたぁ怨んじゃねえよ」
クレイブの兜に頬ずりしながらヘイトが囁いてくる。
「勘弁してくれ……」
いったいこのチーターは誰なのか、下手に答えると一瞬でPKされる危険に晒される為、ろくな受け答えも出来ない。
「ただ、気になって興味シンシンなワケ。こぉんなトコにお前みたいな古参がノコノコやって来んのがイミ~フな訳よ?オーライ?」
「…………えと」
セレンが気まずそうに頬を掻いて目を伏せる。
「…………」
事情が事情である上、相手にとって自分が何なのかも把握出来ていないクレイブもまた、沈黙を選んだ。
「……」
「……あ~静かになっちまった。オイオイよしてくれよ別に無理に聞こうって訳じゃねぇんだぜ?お前らが行きたい階層があるなら、話によっちゃ俺がそこまで安全かつ高速にエスコートしてやってもイイ」
ヘイトは黙ってしまった二人を見て心底残念そうに肩を落とすと、二人に背を向けてふらふらとエントランスの中央へ歩みを進めた。中心のかがり台の手前でヘイトは立ち止まる。そのまま天を仰ぐように両腕を広げる。
「たださぁ、あんまり二人だけで仲良ししてくれちゃってっとジェラッスィィィィィィィィィィ、で」
部屋中の光がかがり台に収束したかと思うと、次の瞬間鼓膜を破るような巨大な爆裂音とともにエントランスの中心がかがり台ごと爆発した。一拍遅れで石畳をまくり上げながら衝撃波が部屋中に広がる。
「―――キャッ!?」
「ぐっ!?」
爆風で吹き飛びそうになるセレンを、肩を抱く形でクレイブがかばう。その背に衝撃波に混じった大粒の石片やレンガがドカドカと衝突し、破砕する。
衝撃が止むと同時に、光源を失ったエントランス内は完全なる闇に包まれた。
「……君らを消し炭にしちゃいそうだゼ」
ポ、と指先に火を灯したヘイトが暗闇に浮かび上がる。その肩越しにクレーターと化したエントランスの中央が伺えた。
「…………」
パラパラと天井から落ちてくる砂埃を感じながら、クレイブの脳裏によぎる記憶があった。
『貴方が口を割らないなら、仲良く消し炭にしちゃいますけど?―――』
「……その口ぶり」
「ん~?」
「ようやく思い出したぜ、ヘリザ」
「オーウ!忘れてのかよこんの薄情者ちゃんめブチ殺しちゃうゾ?でも思い出してくれたんなら今回は許しちゃう!嬉しくて嬉しくて思わず嬉ションしちまいそうだぜクレェ~イブ」
「何が取り巻きだ、Bad KingdomNo2火葬のヘリザ」
「ヒャハハ!……懐かしいぜ、娑婆に置いて来た響きだ」
「最悪だ、アバターの性別が変わってるから気が付かなかった」
「最悪とは随分だな!最初は『コッチ』でもオンニャノコだったんだけどニャ?けどまぁ上ほど旨味ねぇわバトル馬鹿ばっかだから今じゃこのハンサムフェイスよォ」
「前よか似合うぜ糞ネカマ野郎」
「は、え、ちょっとクレイブ!?」
普段努めて温厚なクレイブの発言にセレンは耳を疑った。
「ブヒャハッ!!いいのよエルフちゅわん」
それを見て心底愉快で堪らないといった様子で笑みを浮かべるヘイト。
「相変わらずで俺ァ嬉しいぜマスクド糞ホモ野郎、ついでに言っとくとココじゃ『満開のヘイト』だ。まぁお前なら特別に昔の女みたいにヘリザって呼んでくれてもイ・イ・ケ・ド☆イマカノが妬いちまうなァ!ヒャハハハハハ!!」
「ぬかせ外道、……セレン」
「え、あ?何?」
「……例の話をしてやってくれ」
「……いいの?」
「ヘリザに……いや、今はヘイトか。コイツに下手な隠し事は無駄だ、掻き回されない内に話ちまうのが一番被害が少ない」
先の《国狩り》事件に於いて、彼女がまず始めにPKされたのは偶然ではない。クレイブ達五人の第一目標がNo1の『ヒビキ』ではなく、『火葬のヘリザ』だったからだ。
火葬のヘリザ、旧傭兵ギルドBad Kingdomの副ギルドマスターにして実質の支配者だった妖女。魔導師としての実力も確かながら、その巧みな話術と思わせぶりな振る舞いが巻き起こした夥しい諍いと、その陰に隠されたゲームの枠を越えた所業は語り尽くせるものではない。総プレイ時間は不明。
「ハハァッ……やっぱ話し分かんねクレイブ。その辺の短小包茎どもとはモノがちげぇわな」
「俺はともかく、ツレにはちょっかい出さないで貰おうか。それが条件だ」
「破ったトコでお前死ぬ以外になんか出来んの?っていう感想は俺とお前の仲だ、放っぽって呑んじゃうよ?いやぁラァブラブだね~」
『火葬』その字名(あざな)は処刑に炎属性の魔法を用いる事を由来に呼称された。だが彼女にごく近しい者はその字名にもう一つの意味を重ねた。
「ホント、焼けちゃうのZE☆」
彼女は自分の気に入らないPLを社会的に燃やす炎上家であった。事実BODのログを始点に、数名の男性ゲーマーがブログを中心に炎上し、個人情報の流出、住所の特定などの被害にあった。『ボッド祭り』と呼ばれる事件で社会的に抹殺された者も存在する。噂によればヘリザは複数の情報系サイトの管理人をしており、時事の社会現象と織り交ぜてサイトからサイトへ徐々に個人を延焼させていたのだという。しかし真偽は定かではない。
確かな事は、ゲーム内で彼女に嫌われたプレイヤーが現実で被害を被ったという悪質な事実だけである。
「そう言うな、俺とお前の仲、だろう?」
強い調子で言葉を区切りながらヘイトの眼前まで歩み寄るクレイブ。
「…………」
それを受けてヘイトもニヤニヤと口角を上げながら一歩、歩みを進める。ゴン、と両者の額と額がぶつかり、それでもお互いに挑発的な目線を送り続ける。
「ちょ、ちょっと」
途端に両者の間に一触即発の空気が立ち込める。背後で見ていたセレンが戸惑いながらクレイブの肩を引くが、重装騎士の身体はびくともしない。
「やめてよクレイブ」
「…………」
「クレイ――!」
「オイッ!!!」
「っ!」
ヘイトが怒りを滲ませた声色でセレンの仲裁を押しとどめる。セレンは反射的にすくみあがり、クレイブから手を離してしまう。
「――んだからさぁ……気にしなくていいってェ……」
視線は依然クレイブから微動だにさせず、セレンにそう告げるヘイト。抑揚のない声調子は暗に「邪魔だ」と語っている。
「…………」
「…………」
「…………俺と、お前の仲だァ?」
ヘイトは口だけで笑みを浮かべている。鮫のように吊り上った口角は、それが忌々しいようにも、嬉しいようにも見える。
「そうだ」
対峙する鉄仮面の騎士は文字通り鉄のように揺るがない。
「…………」
「…………」
「…………ふん、……まっそだな」
そう鼻で笑って目を伏せるヘイト。そのまま一歩距離をとって額を引き剥がし、セレンに向けて何事もなかったかのように笑みを振りまく。
「んじゃエルフちゃん、教えてちょ☆」
「え!あ……えっと」
状況が呑み込めず困惑したセレンはクレイブとヘイトへ交互に視線を彷徨わせる。それを受けてクレイブは、肩の力を抜くように息を吐くとセレンに向き直って首肯した。
「あ、はい……あの、発端は私の友達で……」
―――
「……なるほどねェ、エクスカリバーにクラッカーか。なかなか面白そうな事してんじゃん」
焚火の前、適当な石材に腰を下ろしたヘイトが楽しげに自身の顎を撫でる。
「こっちはこれで全部だ」
その真後ろの石柱に背中を預けた姿勢でクレイブが言う。
「OKOK、これ以上たかるつもりもねぇよん。言った通り手伝わせてもらうぜ」
両手を上げてそう告げるヘイト。対して、焚火を挟んで正面にいるセレンが不安そうに尋ねる。
「でも、ヘイトさん大丈夫なんですか?」
「ん~何が?」
「もしかしたら、その……クラッカーが居たらヘイトさんも危険に……」
「ブヒャハッ!!?ま・さ・か!俺の心配してくれてんの?……やっさしいなぁ~~~セレンちゃんはァ!!」
「え、でも」
戸惑うセレンをよそにヘイトはゲラゲラと膝を打って笑った。この男からすれば、自分が心配されるという状況が既に出来の悪いコメディなのだ。
「いいのいいの!大丈夫よん!そいつがクラッカーとしてどれっくらいのモンか知らんけど、所詮1000層以下の雑魚なんてモノの数にも入らないにゃぁん。お、キタキタ」
不意にヘイトがセレンの背後、エントランスの入口に向けて手を振った。奥の暗がりから男女のアバターが近づいてくる。ネームバーは、赤。赤いモヒカンの男アバターと、猫耳を生やした少女アバター。
警戒半分、礼儀半分でしっかりと直立した姿勢で向き直ったクレイブが尋ねる。
「誰だ?」
「ディスイズマイフレェ~ンズ」
ヘイトは出迎えるように立ちあがると二人の間に立って、ぶら下がるように肩を抱く。
「右がユーゴで左がカグラ。仲良くしてやってちょ」
「どもッス!ユーゴッス!よろしくお願いします!」
勢いよく敬礼して頭を下げる赤モヒカン。ユーゴ。全体的にパンクロック調のトゲトゲとしたデザインの鎧を装備している。モヒカンとの相乗効果で遠目から見ると世紀末スタイル。なのだが、近くで見るとスポーツ少年のような爽やかさに満ち溢れている。
「ふぁ…………ん、カグラ、こんにちニャ」
代って気怠そうにあくびをする巫女服姿の猫耳少女、カグラ。長い銀髪と雪のように白い肌をしている。顎に当てていた畳んだ扇子を、小さく振って挨拶してくる。
「とまぁ、お二人のハネムーンを!このタレス地下監獄2000層囚人ヘイト率いるブロッサム一味がエスコートさせて頂こう」
芝居じみた手振りで大仰に会釈するヘイト。
「そこそこ楽しいピクニックにしようぜェ兄弟?」
【何故そうまでして立ち上がる後篇】に続く。

最近よく思うんですが、やっぱり天才ハッカーのハッキング中に流れるBGMはピアノの伴奏が入ってなきゃダメだと思います。寿司にわさび、ハッカーにピアノ。
曲が盛り上がるにつれて鍵盤のリズムとキータイピングのリズムが重なってく感じのアレ。あんな感じにハックされたい今日この頃。
嗚呼。
終わらないよぅ。(震え)
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- テーマ:自作小説(ファンタジー)
- ジャンル:小説・文学
- カテゴリ:お題小説
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