仁義なき自キャラ紹介④『 男達のバンカー ～砂遊びしようぜ～ 』

　今回はおそらく誰にも需要がない、目にも優しくない。
　なのに不思議と心が温まる、～冬がこんなに寒いから～、私のTRPGオッサンキャラ達を紹介しようと思う。
　まずはこれをご覧いただきたい。

　これは友人のじじぃ氏のセッション「逆巻く海底の主」中のワンシーンだ。
　タコに操られた春日恭二がケツに触手をねじ込まれ、オルクスに覚醒する場面である。いったい誰が何の得があってこのような行為に及んだのか理解に苦しむ。触手だってどうせ絡むなら女騎士とか退魔忍がいいだろう。
　セッション中春日は常にブーメランパンツを履きながらネジの外れたテンションでインドダンスを踊っていた。そして戦闘になる度、GMの背後のPCモニターではインド人のキレのあるダンスが映し出されていた。

　


　GM「春日恭二が透明なタコの上で情熱的なステップを踏んでいます」

　PL勢　（（（（（　……ふぇぇ、頭おかしいよぅ　）））））

　GM「春日恭二は不屈の一撃に、さらに形なき剣を組み合わせます」

　PL勢　（（（（（　……ふぇぇ、どの部分だよぅ　）））））

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　そんな狂気のセッションに巻き込まれた一人目のオッサンはこれだ！
　『見てごらん……、烏賊だよ……』


　キャラ名『　安藤充　』　CODE：JOKER（凄く強い友達）　性別：男　年齢：１６歳
　シンドローム：ピュアウロボロス　Dロイス：複製体
　設定：バスケ部所属、進路希望は医学部。かつてある事件に巻き込まれ生死の境を彷徨う、その時自分をかばった友人のオーヴァードの心臓を移植され覚醒。
　オーヴァードとして目覚めた彼は、亡き友の護ろうとしたものを守る為、イリーガルとしてUGNに協力する事となる。高校でのあだ名はオッサン。すごい良い奴。PC①。

　プレイ時：すごい友達思いかつ、カッコイイPC１ロールをする熱い男であり、カオスな他PCに囲まれながらも必死に友人を助けようとしていたにも関わらず顔のせいで微妙にPC１として扱われていなかった感がある。
　やはり男は顔なのか。よく考えたらオッサン紹介なのにみつるオッサンじゃない。

　じじぃのブログ⇒『空と雪とみずたまり』はコチラ！

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　尚じじぃ氏の主な特徴としてはキャンペーン最終回のオープニングで、PC①（ワタカレ氏）とヒロインの自室での描写に突如「街は静かだ……」とナレーションを入れ始め……
　「鳥の鳴き声も聴こえない……」（良い声）
　「ただ二人の息遣いと……」（良い声）

　「衣擦れの音だけが……」（良い声）

　PL「えっ！？」ガタッ
　と無意識に濡れ場に変換させようとするなどがある。（本人にその気はない）

　
　Aさんの描いてくれた衣擦れルイちゃん。『涙目のバロール第一話①』リンク
　実にけしからん。けしからんなぁまったく！けしからんよ！！

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　続いて二人目はコチラ。
　『金田一ボノボ、探偵さ』


　キャラ名『　金田一ボノボ　』　性別：男　年齢：３４歳　身長：１８４
　スタイル：フェイト/カブト/タタラ
　設定：雑居ビルの二階に無認可の探偵事務所を構える謎の探偵『金田一ボノボ』おそらく偽名であろう。だが裏社会の探偵としての実績は本物だ。餌付けに失敗して事務所に遊びにくるようになった少女に気のない返事をとばしつつ、ボノボは今日の新聞を開く。

　プレイ時：NOVA初プレイ。哲也明けのセッション２本目で意識が飛んだり飛ばなかったりしていた。なので中年刑事に「旦那ァ、こいつは厄介ですぜ」と口利きしたり、どうしようもない人のしがらみが憂鬱な雨を降らす街角でタバコを踏みつけながら「まったく、いやぁな天気だぜ……」と呟いた事ぐらいしか覚えていない。
　アンヘラたんが可愛かったのと楽しかったのはすんごく覚えている。

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　どんどんいきます三人目ドン！
　『人の味を覚えた熊は人を食らうようになる。では、悪人の味を覚えたァ熊は……』（ナレーション）
　
　　
　キャラ名『岩隈紅衛門（いわくま もみえもん）』　愛称：脂（あぶら）の旦那　　性別；男　年齢：４１歳
　オモテの顔：同心　ウラの顔：暗殺者
　設定：普段は同心として江戸の街を見回る傍ら、小さな悪事を見逃しては小銭を稼ぐ、すでに出世とは縁遠いチンピラ同心。だが、ひとたび見逃す事の出来ぬ『悪』を見出せばオモテのウラから悪の血に飢えた『熊』が顔を覗かせる江戸の始末人である。
　家には嫁ぐ先の決まった一人娘、お紅がいる。近頃背中を流してもらっていると『あなたにあえてよかった』の歌詞が江戸風にリフレインする。

　プレイ時：『大活劇 江戸の始末人』初プレイ。残念ながら江戸時代に明るく無い為、ところどころ怪しい部分があったがセッション自体は周囲のフォローもあって滞りなく進んだ。紅衛門は「もみえも～ん」とか気安く声をかけると十手でシバかれて強請られる程度には棘のあるキャラ。従順な者には優しい、ついでに上にはヘコヘコしている。
　相棒達は江戸の情報なら俺に任せろ井戸端会議から関所の密偵までなんでもござれドブひそみの忠次郎。通称ドブチュー。
　傘張りと悪党しばきなら俺の出番だ！うだつの上がらない長屋侍。ヒサタケ・トノモノカミ・ヒサノブ。
　石も頭蓋骨も砕き方は大差ねェ、剛腕の石屋イナゴロウ。通称 鉄腕！　

　仕置きパートでは頭巾をかぶって天井に張り付き、見張りが通りがかった所で音もなく着地。「その姿はまるで、獲物を前にしたァ血に飢えた熊」といった感じのナレーションとともに背後からのしかかり体重まかせに頸椎をへし折る。クールなロールプレイが出来たので満足。ニコラス＝ケイジに似てる。

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　最後は現在進行形のキャンペーンから！
　『テレジア……、今日は久しぶりに呑みすぎたようだ……ハハ』
　

　キャラ名：『ベルクラウド・ギム・ドレスタック』　性別：男　種族：人間　年齢４６歳
　◆経歴
　①かつて信頼できる仲間がいた。（冒険者時代の仲間）
　②役に立たない特技がある。（宿の経営　妻の行動の先読み）
　③目標としている人がいた。（青年期のあこがれ）
　▼設定
　かつては冒険者を営んでいたが、まとまった資金と妻が身ごもった事を期に街道沿いの村で宿の経営を始める。
　冒険者の店としても協会に登録し、決して裕福とまではいかないが安定した暮らしを続けていた。
　息子は成人を期に、父に習って冒険者として諸国を回っている。便りがないのは良い便りとは言うが、たまには連絡を寄越せとベルは思う。何より妻のテレジアが心配していた。風の噂では、苦戦しながらもどうにかやっているようだ。向こうで頑張れているなら、それでいいとベルは思う。
　二年前、ルキスラからの買い付けから戻ったベルが目にしたのは炎に包まれる村と、爆発四散した我が家だった。夥しい数の死者が出たが、炭化した遺体の判別は難しく、妻の遺体はみつからなかった。だが、恐らくは生きてはいない。彼女は何も言わず去る様な女でもなければ、攫われる価値のある女でもなかった、ただのちっぽけな村の宿屋のおかみだったのだから。
　今も犯人は捕まっていない。
　数日、何も考えられなかった。だが、一月過ぎる頃には身体を動かしていた。一年、急ごしらえの宿屋を経営して過ごした。息子は帰ってこない。
　妻がいなくなって、ベルは自身が急に老いさらばえた気がしていた。
　自分と妻、息子と旅人と村の仲間達。小さな宿にかつてあった日々は、ベルに淡い温もりを感じさせる。三人で盛り立てて来た店だった。その宿はもうない。
　ベル一人で経営する宿屋、繁盛期はどうという事はない、忙しさと喧騒に巻かれているうちは何も思わない。むしろやりがいを感じる。だが、時折やってくる静かすぎる夜がベルに孤独を囁く。毛布の中で自分が止まっているように感じた、朽ち折れる木々の夢に自身を重ねた。
　待つことに、疲れていた。
　眠れない夜があった、ウイスキーを手に街道の柵に腰かけて訳もなく朝を待った。当然朝は来た。夜明け前の青、地平線の先から赤が滲む。夜明けだ。ベルは柵から腰を上げた。街道の先は白いほどに輝いていた。唐突に、この道を辿れば太陽まで歩けるんじゃないか？などと馬鹿な考えがよぎった。少し笑って、少し迷って、その日は家に帰った。
　後日、彼は店を信頼できる友人に譲渡して村を後にした。代りに息子が帰ってきたら、少しばかり残った遺品と蓄えを渡して欲しいとだけ頼んだ。
　馬に荷を積んで街道を行く。
　二度目の旅だ。一度目の旅では仲間と妻に巡り合えた。今度はどうだろうか？不安もある、だが年甲斐もなく胸が弾む。
　最初に辿りつくのはルキスラだ、冒険者として最後に立ち寄ったのはもう２０年以上前の事になる。
　子供の頃、この道の果てに何があるのか知りたかった。今だって知らない。見た事がない。
　だからまずは、それを見に行こうとベルは思う。⇒本編

　プレイ時：まさかこんな設定の中年ロールしてて二話目でオカマにケツ掘られそうになるとは思わんかったよ某女性GMさんヨオ！？

　ちなみに中々に濃い一行なので、これからの記事でちょこっとづづセッション進行に合わせて紹介していこうと思います。

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　さて、そろそろ短編の続き書かないとAさんに怒られるので今日はこのへんで。
　と、その前に。

　このブログに新しいリンクが増えました！

　◆あいんさんの『いーじーおぺれーしょん』！
　TRPGを初めとしたゲームや、テレビゲーム、カードゲームなどの記事をモチモチ更新しています！最近はダブルクロス３ｒｄの記事成分が多めです！ちなみにフロム信者のようです！私もフロムとアトラスの二大宗教を信仰しています！皆もじゃんじゃん荒廃しようぜ！！
　あいんさんも先日TRPGコミュニティに参加してくれたようです、ぐひひ。記事書いて紹介した甲斐があるってもんです！ありがとうございます！
　上記の成分に覚えのある方！是非一度足を運んでみて下さい！！

　◆巣主さんの『現代伝奇の巣』！
　先日私のブログでも簡単に紹介した武装伝奇RPG『神我狩』の記事を主軸に、現代伝奇に関する書籍の紹介や考察を掲載しています！
　『神我狩』はまだ出たばかりのソースなので動向に注目したいところです！現代伝奇本の紹介と合わせて興味のある方は是非是非足を運んでみて下さい！！

　◆diskさんの『electric word land』！
　最後は少し不思議なポエムブログです。なんというかかなりシュールな脳汁からひねり出す単語が波打つような詩を書かれる方のブログです。個人的には積極的にパクッていきたいと思うようなフレーズがあるくらい好きです。
　詩ですので人によって合う合わないはあるものと思いますが、私はかなり好きです。
　是非一度足を運んでみて下さい！！

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　仁義なきキャラ紹介①『東京タワーの男』
　仁義なき自キャラ紹介②『毒を食らわば皿まで味付けしＣｈｉｎａ－ＹＯ☆』
　仁義なき自キャラ紹介③『ＴＳ・神我狩』