仁義なき自キャラ紹介①『東京タワーの男』
- 2013/09/05
- 14:32
オラァ!!オラの頭の中を見ろ! ――クレヨンしんちゃん暗黒たまたま大追跡より引用
いや、待とう。
ウェイトウェイトウェイトスタァップ。オーライそもそもキャラクターシートって無断でネットで公開していいのかスティーブ?そりゃ、ネットで公式がタダで配っちゃいるけどどうなんだ?何か、こう、著作権的な見えない何かにオラぶち殺されてしまうんじゃなかろうか?どうしよう、オラわくわくすっぞベジータ!!
■トレーラー
——雨の音。
6月18日のニュースは全国的に雨であることを無機質な声で告げている。
じめじめとした雨の降る梅雨の時節。ただの日常。それが続くとずっと思っていた。
止まない雨などないと信じていた しかし、雨は止まない。
誰かが言う。静かな声は空の涙に掻き消えて。
——雨の音
ダブルクロスThe3rdEdition キャンペーン・ガーデン第一話「6月18日~in the rainy rainy day」
ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。
あ、このトレーラーも本人に無許可だ、あとですっごく謝ろう。
■PC①用ハンドアウト
ロイス:網走小麦 推奨感情P:庇護/N:不信感 カヴァー/ワークス 高校生/指定なし
君はこの街で生まれ育った高校生だ。水害の多い街ではあったが、君はこの街を気に入っていた。
しかし、ここ最近の止む気配がない雨に、川が大規模な氾濫を起こした。
下校中であった君は、幼馴染みである網走小麦と共に、鉄砲水に巻き込まれた。……巻き込まれたはずだったのだ。
気が付くと君は異形の力を手にし、彼女を助け出していた。
■PC②用ハンドアウト
ロイス:桜谷空也 推奨感情P:尊敬/N:嫉妬 カヴァー/ワークス 高校生/指定なし
君は市内の高校で新聞部として活動している。ある日、君は先輩である桜谷空也に呼び出される。
取材を担当していた人物が体調を崩したため、町の水門管理をしているところに取材に行くように頼まれる。
しかし、運の悪いことに君は帰り道、氾濫した川に呑み込まれてしまう。目を覚ました君が見たものは、同じ制服を着た生徒二人と、なぜか無事である自分。
そして異形の力だった。
■PC③用ハンドアウト
ロイス:霧島かな 推奨感情P:信頼/N:食傷 カヴァー/ワークス 指定なし/UGNエージェント
君はUGNのエージェントとして活動している。
いつものように仕事をしていると、君の所属している支部の名物支部長、霧島かなから命令が下る。
その内容は何の変哲もない『網走小麦』を調査せよということだった。意味が分からない。
しかし、仕事は仕事、命令は命令だ。君は指示された町へと足を向けた。
■PC④用ハンドアウト
ロイス:千葉尚志 推奨感情P:連帯感/N:不安 カヴァー/ワークス 刑事/UGNイリーガル
君はUGNに協力する刑事だ。最近では雨による事故やジャームによる事件が絶えず、同期である千葉尚志と共に町を駆け回っている。
6/18。今日は厄日だ。ジャームの事件を処理した後、町では大規模な洪水が発生した。
そこで君が見たのは新たに覚醒した者。今日の厄介ごとはまだ終わっていないらしい。
うむ、ほどよく熟成されたダブルクロス臭がする良いハンドアウトである。初めはこの癖のある香りに面食らうが、慣れてしまうとこの香りが病みつきになる。
これのPC③が私の可愛い可愛いキャラクターである。
『いいだろう、ご覧入れよう東京タワー』



『怪人リリィ・フランキィ』 草田善次 男 年齢不詳
シンドローム:ピュアモルフェウス ワークス/UGNエージェント カヴァー/占い師
コンボ名「高さ333m総使用鉄鋼量約4000tの、これが、俺のエモノだ」
とある街の、雨の降りしきる通学路にて
「ねぇねぇ?リリィ・フランキィって知ってる?」
「知ってるよー小説家でしょ?」
「違うわよ、最近流行ってる都市伝説よ!」
「何それ?知らなぁい」
「雨の夜に独りで歩いてると、気が付くと東京タワーが見えるんだって」
「東京タワー?」
「そう。でね、その東京タワーに近づくとリリィ・フランキィがいるんだって」
「あの、おじさん?」
「全然違うの、気味が悪いくらい痩せぎすな、スカーフを巻いたのっぺらぼうみたいな男、誰も名前を知らないからリリィ・フランキィって呼んでるんだって」
「そいつが聞くんだって、答えろ、俺は誰だ?……って」
「……、っ」
ごくりと、息を呑む女子高生。
「答えられないと……、ど、どうなるの?」
「……答えられないと…………」
「……」
お前も東京タワーにしてやろうかっ!?
「キャアアアアアアアッ……ってw」
「うふふww」
「ははは!もう何よそれ朱美、ははっ、どこの閣下よww」
「ごめん盛ったww別に何もされないらしいよww」
「あはははははwされないのかよwwwあーもうwwwバッカみたいwwwでも、なんか気味悪いねー」
「そうだねーw……、あれ?」
「どうしたの?」
「アレって?」
「――嘘」
少女が僅かに目を離した隙に、雨に浮かぶ真紅の鉄塔は陽炎のように立ち消えていた。
―――高度333m。
真紅の塔の頂き、降りしきる雨の中、一人の男が傘も差さず街を見下ろしている。
「網走、小麦ィ……」
↑こんな感じのオープニングで初登場。ちなみに女子高生二人組からずっと一人でロールしました。
コンセプトとしては、『ハンドレットガンズの演出を地面から突き出る槍みたいのにしてぇなぁ』とか考えてたら『あれ?あれれ?変だな?東京タワーで攻撃ってカッコよくね?アレ?』と天啓が降りてきました。
その他の主な登場演出
《シチュエーション:要救助者が大量の敵に囲まれている》
~N市某所の公園
黒服A「手こずらせてくれたな、小娘」
女騎士「くっ、殺せ!」
黒服B「へへっ、何言ってやがるお愉しみはこれからだぜ」
黒服A「FHに抗った報いを、身体で支払ってもらおうか」
黒服B「安心しろよ!女の悦びってやつを俺達がタァップリ教えてやるぜ」
女騎士「っ!?このっ、離せ!外道どもめ!」
黒服B「離せと言われて離す馬鹿がどこに――」
黒服C「――おい、ちょっと待てよ。……何か変だ」(周囲を見回す)
黒服B「なんだ?今取り込み中だぞ!?」
黒服C「こんなとこに、東京タワーなんてあったか?…いや、違う、この公園――」
「東京タワーに、囲まれてる?」
といった感じで登場します。GMの用意したモブNPCをごく自然に、それでいて協力的にロールしつつ上記のような流れをスマートかつエレガントに組み込んで登場します。
キャラクター設定★
或る所に男が居た、彼には記憶がなかった。
覚えていたのは自身の名と、名前も分からない哀しげな女性の顔だけ。その自身の名すらも今の男からするとひどく実感のない、他人行儀なものだった。
あてどなく街を彷徨う男はある時、自身の身の内に宿る、不可思議な力に気が付く。
なんか、手から東京タワーが出る。
男は様々な方法で自身の手がかりを探して回った、足で、目で、書物で、金で、だが何一つ分からないまま時間だけが流れていく。東京タワーに何か手がかりがあるかもしれない、検索エンジンがトップに表示したのはリリー・フランキーの『東京タワー』だった。だが、男にとってまるで実感の伴わない草田善次という名より、夢の中でスキップでも踏むようなリリィ・フランキィという名が今の男には心地良く響いた。
男は調べを進める内、幾つもの記憶喪失に関する文献を目にした。其処にはこう書かれていた。記憶を取り戻した人間は失っていた時の経験を、まるで夢のように感じ、元の人格に戻ると。
男は思った、夢ならば、早く覚めてくれと。
そんなある日、ひょんな事から男は一人の女性を助けることになった。事件が終わり女性と別れた後、気がついた。記憶の中の女が小さく、しかし確かに笑ったのだ。
何もなかった男にとって、それはどんな事よりも大事に思えた。男は記憶の中の彼女の笑みを見るために生きるようになった。そうして、知らず知らずの内に男は彼女を誰よりも近しく想うようになっていった。馬鹿げた話しだが、それは恋と呼んでもよかったのかもしれない。
男は自身をリリィ・フランキィと呼んだ。彼女を微笑ませる為に生きる、彼の名だ。
だが、草田善次はそうではなかった。
記憶を追い求めるにつれ男は自身の中心に渦巻くドス黒い何かを感じるようになった。自身を殺そうと想ってしまうほどに、それは禍々しい衝動となって男を苛んだ
そして気が付いた、この衝動の持ち主は記憶を失う以前の自分のものだと。
男は初めて、記憶を取り戻す事に恐怖した。
それでも、男は記憶を探し続けた。
仮に記憶が蘇った時、今の自分が消えてしまうとしても逃げる訳にはいかなかった。
例え夥しい罪が記憶の底に眠っているからといって、目を背ける訳にはいかなかった。
男は思った、忘れられた自分が、本当の自分なのだとしても。
記憶を失った今の自分も、やはり自分なのだと。
罪があるのならば、自身の本質がおぞましい闇だとするならば、その全てに打ち勝ってみせる。
彼女の笑みと共に積み上げてきた今の自分は、けっして過去の自分に劣るものではない。
全てを思い出しても、俺は彼女を笑わせてみせる。
彼は現在、UGNエージェントとして活動する傍ら、今も自身の記憶を探し続けている。
細かな設定▽
・彼女を微笑ませる為に生まれた人格⇒道化のように振舞う
・精神1⇒記憶喪失後の不安定な自我
・草田善次⇒FH
・哀しげな顔の女⇒草田善次によって殺されたUGNエージェント(ソラリス)
実プレイ後の感想◆
初めてのソースでやるキャラクターなのでかなりかっちり設定を作ってきた。尚、当日は流石に全部キャラクター設定を言うと長いのでかなり掻い摘んで紹介した結果、完全に変態もしくは不審者の扱いだった模様。哀しい。ただまぁキャンペーンだからね?設定は、ほら、徐々にね?って感じで構えてたら気が付くと1年経過。悲しい、風が啼いている。だが先週ついに沈黙は破られ、一話が手直しを加えて再びオンラインセッションで始まった!私抜きで。夜はね、仕事だからね。うふ。風が止んだ、ババ様あたし怖い。
いけね、脱線した。怒ってないよ?キャラクタームーブとしては『砂の加護※1』や『万能器具※2』で縦横無尽に東京タワーを生やせたし、クライマックスではBOSSのHPを必殺コンボで0にして「外道には、過ぎた墓標だ」と、ネオンを散らして消失する東京タワーをバックに呟けたので大変ご満悦。ホントだよ?
※1砂を操り、味方を支援するエフェクト。※2塵やその場にある物質を使って日用品を作り出すエフェクト。
実際この初ダブルクロスがとても楽しかったので、以降うちの卓ではダブルクロス3rdが大変盛んに行われるようになった。
これから始まるであろう、第二話に遠くからとても期待している。
ちなみに彼等は始まる前と後にスカイプのグループチャットでワイワイするのだが、そのグループ、始めた晩に私も入っていた為、今でもログが朝仕事から帰ってくると私の元にもドカッと届く。例えばこんな感じで↓
[2013/09/04 0:39:34] W君: 更にご褒美でした
[2013/09/04 0:39:37] Oさん: みことくんの頬には見事なもみじが残った
[2013/09/04 0:40:05] W君: でもこっちも肉体3だしダイジョーブ
[2013/09/04 0:40:14] Oさん: ジャアモンダイナイネ!
[2013/09/04 0:40:16] GM: まぁ難易度シークレットにしてたから気がつかないかもと思ったけど、初回の方でタイタス切らないのは予想外で、むっちゃ焦ったww
[2013/09/04 0:40:39] GM: 前回、使わなかった救済措置が役立つとはww
[2013/09/04 0:40:45] W君: あぁ、切る前提だったんだ
[2013/09/04 0:41:03] GM: 前は2人とも難易度9に成功したんだけどね
[2013/09/04 0:41:11] Oさん: 恐ろしい高校生だな
[2013/09/04 0:41:27] W君: どんな鋼の意思だよww
うふ、なんだろう……深い意味はないけど対岸はすっごく楽しそうだなぁ。
<こっちのみーずはあーまいぞ……
あれ?向こうでおじいちゃんが手招きしてる
<そっちのみーずはにーがいぞ……
うわぁ、こっちは独りぼっちなのに向こうはすっごいお花畑だぁ!それにおじいちゃんもいっぱい居る!ここまで読んでくれた方!ありがとうございました!僕、行ってきます!わああああああああああい!!
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